試験は、まず学科試験が2日間行われます。たとえば2007年の場合は次の通りでした。
8月7日
社会福祉
児童福祉
発達心理学及び 精神保健
小児保健
8月8日
小児栄養
保育原理
教育原理及び 養護原理
保育実習理論
以上の10科目。試験時間・配点は、社会福祉、児童福祉、小児保健、小児栄養、保育原理、保育実習理論については、それぞれ1時間・100点満点となっています。
発達心理学、精神保健、教育原理、養護原理は、それぞれ30分・50点満点です。
どの科目も満点の6割以上得点すれば合格です。保育士試験は、合格者数が決まっているのではなく、6割以上得点すれば何人でも合格できるのです。
試験事務センターが試験を実施するようになった2003年以降、2006年まですべて記号選択問題でマークシートが用いられました。記述問題はありません。(それ以前は各都道府県が独自の問題を作成、記述問題の多いところもありました)。
ここで注意したいのは、「発達心理学『及び』精神保健」、「教育原理『及び』養護原理」のところです。「及び」とあるのを、変だなと思った方もいるでしょう。これらは両科目ともに6割以上得点して合格という決まりだから「及び」なのです。たとえば、発達心理学で満点50点とっても、精神保健が0点だったら、両科目とも不合格になります。
実際に私も、そのハードルにもろにぶつかりました。精神保健が45点でしたが、発達心理学が25点、また、教育原理が40点でしたが、養護原理が25点。これで4科目不合格となってしまうのです。内容の関連性とか理由はあるのでしょうが、別の科目になっているのだから、合否も別仕立てにしてもらいたいと受験生の誰もが思っているに違いありません。
一方、ありがたい点もあります。10科目すべてを1回の試験でクリアしなくてもいいのです。たとえば、今年、5科目合格ならば来年はその5科目は免除され、残りの5科目に合格すれば学科試験合格となります。免除は3年間有効。2007年の学科試験で合格した科目は2009年の試験まで再び受けなくていいのです。ただ、2009年で学科試験全科目に合格しないと有効期限が切れますから、2010年には2007年に合格した科目を再び受けなくてはなりません。
私は、1年目に5科目をクリア、いま挙げた4科目ともう1科目、計5科目を2年目に受け、幸い学科試験に通りました。
科目免除ということでは、幼稚園教諭の免許状所有者は、学科試験のうち、発達心理学・教育原理について免除されます。「実技試験」も免除です。
科目免除指定校で専修して卒業した場合にも、科目の免除があります。
なお、受験手数料は何科目免除があっても変わりません。1科目受ける場合も、12,700円かかります。